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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第142章 風見裕也の仕事


「外務省からの依頼だろう?なんだ、顔が整ってないとダメなのか?」
「…いえ、整ってるかどうかではなく。」

たしかに自分や香山より降谷さんの方がイケメンなのは周知の事実ではあるが。
それを自ら言うあたりさすが降谷さんである。

「今回の依頼は小さな公国の大使館からの依頼でして。」
「あぁ。」
「大使の娘がこの度結婚式を行うのですが、脅迫文も届いていたので、その警備を今日我々公安からも数名派遣するのに、私と香山が行く予定でした。」

「それくらいならわざわざ僕が行く案件じゃない。」
「…それが、今日は本番ではなくリハーサルと訓練を兼ねてまして…」
「…。」

「新郎役に自分が行くのですが…昨日打ち合わせに行ったら、公国の姫に顔中怪我して腫れてる人とリハーサルなんて絶対嫌だと、機嫌を損ねてしまいました。」
「はぁ。」

大きなため息を吐く降谷さん。

「公安じゃなくてもいいんじゃないのか。それほど危険な相手からの脅迫文だったのか?」
「上からの命令でしたのでおそらくそうだと思います。」


上からの命令なので、本当に仕方ないを繰り返して降谷さんを説得し続けた。


「リハーサルも危険とのことでしたので、腕の立つものが姫の近くにいて欲しく、できるなら今日誘き出して確保したいのです。」

本番前に脅迫してきた犯人を捕まえられるなら、それに越したことはない。
そうしたら、本番は心置きなく式を行えるんだと、降谷さんに力説した。


「腕の立つものが必要なら僕しかいないな。」

「すみません、午後からお休みでしたのに。」
「かまわない。」

…めぐみに会いに行く予定だったが。


と、小さく聞こえてきて申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

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