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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第141章 花嫁の愛


手当てをするのにすでに上半身は服を着ていない零さんの肩や鎖骨、胸に手を当て撫でていった。

この人がーー…私の…

「旦那様…。」
「…ん?」
「ううん、なんだが全然実感湧かなくて…。」

零さんの胸の上に置いた自分の手を見た。
左手に輝く指輪。


「旦那様っていいな。零くんも捨てがたい。ご主人様…は違うな。」

変なことに悩み始めた零さんが可笑しくて、私は零さんの二の腕に頭を預けるように横になった。


「なんだ、もうおねだりはいいのか?」
「写真は頭に焼き付けとく。今は…旦那様になった零さんに甘えたい。」
「じゃあ、祝杯でもあげるか。」
「お酒?」
「一杯だけ。」

私は頷いて起き上がった。
零さんは白いシャツを一枚着るとキッチンに向かった。

食事の時に飲むことはあっても、こうやって2人でお酒を嗜むのは初めてかもしれない。



コップとお酒を持ってきた零さん。

グラスには大きな丸い氷。

「すごい!こんな氷で飲むの初めて!バーみたい!」
「たまにはいいだろ?」
「うん!…それは?」
「バーボン。」
「の、飲めるかな。強いんだよね?」
「あぁ、舐める程度でいいよ。このバーボンは日本限定なんだぞ?」
「ふふ、本当に日本が好きだね。」
「当たり前だろ。」

トクトクと、注いでいくバーボンを眺めた。
琥珀色の綺麗なお酒。
ベッドの横に座る私のところまで香りが広がってきた。

机にはグラスが三つ並んでいた。


ーー…三つ?

零さんは一つを私に、一つを自分にそしてもう一つを机の真ん中に置いた。
そして携帯を取り出して、写真を出すとそのグラスの前に置いた。



警察学校の門の前で写った零さんの同期の方達ーー…。
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