第140章 I will.
首輪を取ると、降谷さんは部屋から出てすぐにどこかに電話をし始めた。
「ローラか。あぁ。取れた。同じようなような成分で液体火薬を持ってこれるか。あぁ。少しでいい。…ふっ、お返しするためさ。」
凄く嬉々として話している。
電話を切ると次はコナンくんに電話をしているようだった。
「明日僕は式の後にプラーミャが乗る予定のヘリに乗り込むよ。コナンくんはそこに誘導してくれ。あぁ。そうだ。」
コナンくんと電話で明日の作戦を話しをしている間に、私は防護服を全部脱ぎ捨てた。
汗でびっしょりだ。
「風見さんもお疲れ様でした。」
「…はい。流石に疲れましたね。」
「風見さんは本当になんでもできるんですね。」
「めぐみさんも度胸が座ってらっしゃる。」
「はは。降谷さんの横にいるとね。」
「自分もです。」
くたりと座り込んで、しばし休憩をとる風見さん。
「しばらくしたらすぐダミーを作らないと。」
「ダミーなんて何に使うんでしょう。」
「恐らくダミーをつけてプラーミャに会い、油断させる作戦でしょう。」
「プラーミャが3年前降谷さん達が追い込んだ犯人で、今回首輪をつけた人。であってます?」
「そうです。」
「君はプラーミャを泳がせて爆弾のありかを聞き出してくれ。…あぁ。大丈夫、中和剤は今部下に作らせてる。」
風見さんと二人で電話をする降谷さんを見つめた。
「ガラスの中の限られた情報であれだけ先のことまで考えてたんですね。降谷さん。」
「うちの上司をたまに恐ろしく感じます。」
風見さんはペットボトルの水を飲み干すと、ダミーを作る作業にうつった。
忙しそうに作業する風見さんに、電話を続ける降谷さんをみて、また食事が必要だろうと、私はシャワーのついでに買い出しに出ることにした。