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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第140章 I will.


降谷さんは私を見つめ、頬にあった私の手を力一杯握りしめた。


「あぁ。一緒だ。」



すぐに手を離し、私は再び風見さんが作業しやすいよう、ケーブルと首輪を支えた。



「ではっ、自分も!!」

「風見さんはだめ。」
「風見はダメだ。」


「……。」




風見さんはすこししょんぼりとしながら、再び作業に戻った。


ずっと緊張した空気だったのが穏やかになり、私はすこし肩の力を抜いた。








「…中和剤。成功しました。もう首輪が爆発することはありません。あとは外して行くだけです。」

私はガクンと力が抜け、降谷さんの横にペタリと座り込んだ。

「風見、助かった。」
「いえ。」
「めぐみ。首輪を外してくれるか?」
「はい。」
「風見はこれと同じダミーを作ってくれ。」
「…ダミー。ですか?」


降谷さんはニヤリと笑った。



「やられっぱなしは嫌だろう?」













手が震えてうまくドライバーが入らない。
前も霞む。


「めぐみ。」
「は、はいっ。」

「泣くな。」




「…泣いてません。」
「爆弾は取れたんだ。」
「…っう……。」


…助かった。

そうわかった瞬間、溜まっていたものが溢れてできて、涙が止まらなかった。


中和できた爆発しない首輪を外して行くだけ。



「めぐみ。」

「…よかった……よか…った…」

頭を抱き寄せられ、優しく一度だけだきしめてくれた。



「ありがとう。」
「…ごめん、すぐ外すね。」

涙をぐいっと拭き、私は自分の両頬をパチンとたたき、気合を入れると降谷さんの首輪を取る作業に戻った。

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