第139章 Till death do us part.
「風見さん、『どうか降谷さんをよろしくお願いします』って私に言ったの。」
「…。」
「すっごく降谷さんのことが好きなんだね。風見さん。」
「…好きって。」
「公安としてはさ、一般人の私を連れてくるべきではなかったのかもしれないけれど、たぶん一人の人として、降谷さんを思ってのことだと思うよ。命の危険が迫った時、降谷さんには何が必要か考えたんじゃない?」
「それでめぐみを連れて来たって?」
ふふっと笑いながら降谷さんも下に敷いた寝袋の上に座った。
ガラス越しに一気に距離が近づいて視線が近くなった。
「ローラさんも風見さんが私を連れて来てよかったって言ってくれたよ。愛されてるね上司さん。」
「…そうだな。それに応えないと。」
どうにかして首輪を取りたいと思ったのか、降谷さんはゆっくり自分の首輪を撫でた。
「家からノートパソコンとかも持ってきたから、セキュリティーは公安に比べてガバガバだけど、何か調べ物とかなんでもするから言ってね?…あ。爆弾の解除方法とか検索したら出るかな。」
「はは。出るといいな。」
降谷さんがガラスに背中を預けて来たので、私も同じ場所に背中を合わせた。
やっぱり分厚いせいで、温もりは感じなかった。