第139章 Till death do us part.
「もしかして朝までここにいるつもりか?」
私が寝袋を広げているのを見て降谷さんが言った。
「うん。横で寝ていい?あ、降谷さんはもしかして徹夜?一応降谷さんの分の寝袋も持って来たよ。」
「寝袋…。流石だな。その辺で休むつもりだったよ。」
「眠れないかもしれないけど…休める時に休んでね。」
「あぁ。」
私はガラス越しのギリギリのところに寝袋を置いた。
少しでも降谷さんの近くにいたくて。
「寝てる間に爆発しないでね。」
「…だから縁起でもないこと言うな。」
「へへ。」
「まぁ、真面目な話、すぐに爆発しないと思ってる。」
「そうなの?」
「犯人については情報を掴んでる。相手は3年前に僕たちにあってるんだ。」
「…僕たち?」
「あぁ、萩原を除く同期4人だ。」
という事は、伊達さん松田さんヒロさんのことだろう。
「相手は世界で暗躍する殺し屋。3年前に一度僕たちが後一歩のところまで追い込んだことがあるんだ。しかし相手は目撃者は必ず全員殺して来た。」
「じゃあ、3年前目撃した降谷さんを狙って?」
「あぁ、恐らくな。しかしすぐに殺さずこうやって首輪をはめていつ殺してもいいようにしてるってことは、何か目的があるんだと睨んでる。」
「その目的は?」
「…それがまだわかっていない。」
ガタガタと椅子を私の寝袋の近くまで持ってきて私のそばに座った。
「焦ってもしょうがない。夜はゆっくり推理しながら休むとするよ。めぐみのそばで。…しかし、風見には説教だな。」
「なんで?」
「僕に許可なくめぐみを連れて来た。」
「…風見さん怒ったら私が降谷さんを怒るからね。」
椅子に座って私を見下ろしてくる降谷さんを私は睨みつけた。
寝袋の上にちょんと座った。