第139章 Till death do us part.
私はなり続ける電話を無視して、コナンくんのスマホを覗き込んだ。
「ねぇ、いいの?僕に被害がないようにしてよ。」
「大丈夫大丈夫。私にしか怒ってないから。見せて見せて。」
「はい、頼まれてたポーズ。」
覗き込んだスマホには椅子に座って脚を組み、見下ろす降谷さんが写っていた。
「さ、最高すぎる。待ち受けにしたい。」
「…公安って写真NGじゃなかった?」
「うん、目に焼き付ける。後でこそっと送っといて。降谷さんに内緒で。」
「……殺されても知らないよ。」
あの椅子に座って長い脚を組んで、コナンくんの視線からだから見下ろしている。
ーーかっこいい。
「よし!満足!コナンくんまだまだやることあるんだよね?何か手伝う?」
「ううん、もらった情報でちょっと色々考えてみるよ!」
「無茶しないように…頑張って。」
「あぁ、ありがとう。」
公安の捜査員の人に目隠しをされ、再びエレベーターに乗り込んでいくコナンくんを見送ると、私は降谷さんの方に振り向いた。
受話器を取り、拡張器を受話器の横に置いた。
「コナンくんは何を撮った。」
「え?…さぁ。」
「カメラを向けられることには敏感だ。わかってるぞ。」
じとっと睨みつけてくる降谷さんに私はにっこり笑って誤魔化した。
「すぐ消すから!」
「何を撮ったんだ!」
「秘密!そんなことより…」
「ごまかすなっ!見せろっ!」
「そ、そこから出て来たらね!」
「くっ、卑怯なっ!」
「知りたかったらそこから出て来てね!」
「…ったく。お前がいると本当空気変わるな。気が抜けるよ。」
降谷さんも受話器に拡張器を置き、二人で手ぶらでお話ししやすくなった。
もう一人いた公安の捜査員に降谷さんは合図を送ると,その人もエレベーターに乗って上に登っていったので、やっと二人きりになれた。