第137章 For richer or for poorer,
食事を終えしばらくすると、すぐに蘭ちゃんからお礼のメールが来たので、コナンくんは帰ることになった。
「今日はありがとう!安室さんにもカレーのお礼言っといて!」
「うん、伝えとくね。」
「じゃあ!」
歩いて5分だからと、アパートの前まででコナンくんはさっさと走って帰って行った。
帰って行った後片付けをしながらふと考えた。
ーー…そう言えばここに人を招いてよかっただろうか。
降谷さんもくるのに。
本当はあんまり言わない方がよかった…?
「まぁ、コナンくんだから。」
それに、梓さんも今度来てねって安室さんの前で話をしたこともある。
食器を洗い終わり、私は浴室に向かった。
私の好きな香りのシャンプーとその横には降谷さん専用のシャンプー。
男性物だが、匂いのキツくないタイプのシャンプーだ。
身体にあまりニオイをつけたくないと前言っていたのでそのためだろう。
それでも全くないわけじゃないから、これを見るたびに毎回ドキドキしてしまう。
「…使っちゃおうかな。」
ーー降谷さんの匂いをつけるみたい。
変態みたいだなって思いながら私は手にシャンプーを取り、あたまを洗った。
「……降谷さんの匂いだ。」
ガチャ!
後ろで扉を開ける音がして私は心臓が止まるかと思った。
「ぎゃっ!!」
頭に大漁の泡を乗せたまま振り返ると、スーツ姿の降谷さんが立っていた。
「えっ!?」
むっとして、私をじっとみている。
「な、何!?」
どう見ても怒ってるーー…。
シャンプー!?
降谷さんのシャンプー使ったから!?
スーツのジャケットを脱ぎ捨て、降谷さんは服が濡れるのも気にせす浴室に入ってきた。
「ふ、降谷さん!?」
「誰が今までここにいた?」
「へっ?」
泡のついた右手首を引かれ、顔を近づけ問い詰められる。
「男だ。ーーー…赤井か?」