第136章 For better or for worse,
「今日めぐみは休みだろ?」
「うん。」
ダイニングテーブルに向き合って座って朝食を食べる。
朝から警察のお仕事の時は和食。
ポアロに行く時は洋食の朝ごはん。
降谷さんは和って感じだけど、安室さんは洋って感じがして作り分けている。
今日は朝からポアロに行くからパンだ。
サクッと食パンをかじる降谷さんを眺めながら、私は優雅にコーヒーを飲んだ。
イケメン眺めながら朝食にコーヒーって優雅だ。
その辺のテラスで食べるモーニングより爽やかな朝だと思う。
「今日は何するんだ?」
「んー、家事と買い物かな。」
「一昨日の午後の休みも買い物行ってなかった?」
「まぁねー。外を自由に歩けるのが楽しくって。」
「…ふぅーん。」
…怪しまれてるだろうか。私が外出ばかりしていることに。
私は誤魔化すようにテーブルに両肘をついて、降谷さんを見つめた。
「今日は夜来る?」
「…ポアロ終わって、そのあと本庁からそのまま来ようかな。」
「晩御飯食べてく?」
「いや、遅くなるからすませるよ。」
「起きて待ってる。」
「あぁ。でも、どうなるかわからないから遅かったら寝るんだぞ。」
「はーい。」
機嫌が良くなった降谷さんに安心しつつ、私はにっこりと笑った。
まだ、バレてないはず。
私が教習所に通っていることーー!
昔に一度奇跡で合格したが、こちらの世界でも運転したくて今必死に勉強中だ。
しかしいかんせん、私は本当に学科が弱い…。
今仮免まで行ったが、学科はギリギリだった。
こんな馬鹿なところ降谷さんには見られたくないっ!
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••
家からポアロまで5分くらいなので、ギリギリに降谷さんを送り出し、私は隠して置いた教習所の勉強道具を取り出した。
アプリでも勉強できるのだが、私は書いて覚えるタイプだ。
間違えやすい問題を必死に何度も何度もノートに書き込んだ。