第135章 新しい生活
安室さんの車に乗ってポアロを閉めてお買物。
一人暮らしの長い2人のアドバイスもあり、家電は結構すぐに終わった。
搬入の日も安室さんがいる日にしてくれて、家の中での作業も手伝ってくれることになった。
「さっ次は家具ですね。」
どこか楽しそうな安室さん。
「こう言う買い物自分のじゃなくても楽しいですよねー。」
と後部座席で梓さんが明るい声で言った。
正直すごく助かった。
私なら迷ってこんな風に決めれなっただろう。洗濯機はドラム式なのか縦型なのかとか…。
「ありがとう、二人とも。」
助手席に座って私が言うと、安室さんがチラッとこちらを見てニコリと笑った。
「いいよ、僕も使うからね。」
「え!?同棲なの!?」
「そう言うわけではないんですけどね、たぶん入り浸ります。」
梓さんがきゃーっと嬉しそう後ろで騒いでる。
「梓さん、だから同棲じゃないってば。」
「もうほぼ同棲だよー!」
変なこと言うから梓さんに変なスイッチ入ったじゃないかと私は安室さんの腕を突っつくと、安室さんはくすくすと笑った。
「ほら、着いたよ。ベッドや布団買おうか。」
「はーい。」
私たちは有名な家具屋さんに着いてお店をゆっくり見て行った。
今まで一つしか持ってなかったお皿やコップもたくさん買っていった。
「安室さんこの深い青のコップにする?私このベージュにしよっかな。」
「あぁ、いいね。」
「あ、同じ色のお皿もあるよ。合わせて買おっか。」
「うん。」
「…もう同棲じゃない。」
後ろにいた梓さんがじとーっとカートを押す私と安室さんを睨みつけた。
「ち、違うってば!…あ、梓さんもよかったら遊びにきてね?梓さんのコップも買っちゃおっか。オレンジとかどう?」
「いりませーん。遊びには行きまーす。」
「もう!」
ちょっと拗ねた風を装う梓さんは、『違うところみてきまーす』と、違う売り場に行ってしまった。