そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第1章 始まりの置き土産
「ここがお前のウチか」
「はい……!おじいちゃんとおばあちゃんと暮らしてた家で、1人で住むには広すぎて寂しかったので嬉しいです!」
そう言って玄関のドアを開けると、中に入るなり蜜穂は俺に鍵を差し出してきた。
「これ、家の鍵です!…あ、合鍵…ってやつですねっ」
恥ずかしそうに顔を赤らめる蜜穂を見ると、こっちまで気恥ずかしくなってくる。
「まぁ、鍵は持ってねーと不便だからな。貰っとくわ」
しれっとそう言って鍵を受け取る。
「あの、一応今日からわたしのお願いって基本的に何でも聞いてもらえるんですよね…?護衛ってぐらいだし……」
「何でもっつっても限度はあるからな」
「はい、それは分かってます!でもわたし今までおじいちゃんと一緒にいたし、ちょっと色々トラウマもあって……夜中とかトイレに付いて来てもらったりするかもしれないです」
蜜穂はそう言って俯くと、申し訳なさそうに表情を曇らせた。
「……」
まぁ、今はじいさんを亡くしたばかりで心に傷も負ってるだろう。
しばらくはどんな頼み事をされてもしゃーねぇか……。
そんな答えに辿り着き、俺は自ら甘い蜜に溶け込む第一歩を踏み出してしまった。