そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第6章 味を知る
「ダイナマイトは、こうやってわたしの蜂蜜の匂いを嗅いだり、舐めたりしても本当に何も感じませんか……?」
「……俺には効かねェな」
どうしてよりによってダイナマイトにはわたしの個性の副作用が通用しないんだろう……?
わたしの分泌する蜂蜜には、副作用で異性の気分を高揚させて、性的に興奮させる媚薬のような成分が入っている。
子供の間はこんな副作用はなかったけど、年々威力が強まってきて昨年頃から今のようになった。
高校は女子校だったからそこまで問題はなかった。
だけどこの春から社会人になることもあって、おじいちゃんはこの事をすごく心配してくれていた。
今考えたら、護衛を依頼してくれたのはこの事があったからだろうか。
でもそれなら何故ダイナマイトに……?
ダイナマイトだって男の人なのに。
そんな疑問が頭に浮かぶけど、今のわたしはそれどころではない。
「ダイナマイト、俺には効かないって言うってことは、わたしの個性の副作用のこと……」
「知ってるに決まってンだろ」
「そう…ですよね……」
仕事だもんね。
そりゃあ護衛対象の個性のことくらい知ってるよね。
本当に、ダイナマイトには効果がないんだな……。
蜂蜜を分泌する気も失せてしまって、中途半端だけど瓶のフタを閉めた。
「もう終わりか?」
「はい……」
……1番副作用の効果が出てほしい相手には効かなくて、蝶野くんや他の男の人には効くなんて。
今までよりも余計に自分の個性が嫌になる。