そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第5章 溶け込み始める
「本当に怒ってないですか……?」
「しつけェなァ」
「…だったら依頼者として、ダイナマイトにお願いがあるんですけどいいですか?」
そう言って蜜穂の腕が俺の背中に回された。
「…言えや」
じっと見つめてそう言うと、蜜穂の頬が一気に赤く染まった。
「…キス、してください……」
「は……?」
ここに、と言って自分の唇を指差す蜜穂。
「ダイナマイトはヒーローですよね…?」
「たりめーだろ何言ってんだテメェ」
「何でも出来るんですよね?」
「出来るわ!」
「じゃあ、わたしのファーストキスの思い出、塗り変えてくださいっ…」
そういうなりギュッと腕の力が強くなった。
「さっきの野郎にキスされたんか?」
「はい……」
蜜穂は自分の手の甲で唇を隠し、気まずそうに俯いた。
コイツのファーストキスをあのクソモブ野郎が奪った。
そう分かった瞬間、激しい苛立ちが込み上げた。
唇を押さえている蜜穂の手を掴んで引き剥がし、代わりに自分の唇でそこを塞いだ。