そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第5章 溶け込み始める
ー爆豪sideー
「あの、ダイナマイトっ…」
蜜穂に名前を呼ばれてハッと我に返る。
けど、腕を離そうとはならなかった。
「…何だよ」
しっかりと腕の中に閉じ込めたまま返事した。
「ごめんなさい…!緊急用のブザーなのに、こんなことで押してしまってっ…」
グス、とまた蜜穂が鼻をすする。
……十分緊急だろ、と感じてしまう俺は頭イカれちまったのか?
「…てめェが緊急だと思ったから押した、俺は任務を遂行した。…そんだけだろが」
「ダイナマイト、怒ってないんですか……?」
密着していた体同士が少し離れ、涙を浮かべながら上目遣いしてきやがる。
それに加え、蜜穂から香る甘い蜂蜜の匂い。
それによって自分の心臓の音が速くなり、下半身が反応してんのが嫌でも分かっちまった。
このままじゃやべぇ……。
「ボタン押したことには怒ってねェよ」
「押したことには……って、それじゃあ他に何か怒ってるってことですか?」
「別に怒ってねぇ」
さっきのモブ野郎のことがムカつくって言ったら、ただ嫉妬してるダセェ奴になっちまうだろ。
……嫉妬?
俺は嫉妬してんのか?
こんなガキ相手に────……。