そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第4章 過保護なヒーロー
─────6月半ば。
朝目が覚めた瞬間から、溜め息が漏れてしまった。
今日は仕事で初めてのプレゼンの発表がある。
梅雨に入ってジメジメするし、わたしの心も余計にどんより湿気ていた。
……そんな朝。
「おい!支度出来たか?とっとと行くぞコラ!」
ダイナマイトに急かされながら、バタバタと準備を進めていた。
「あ、あと着替えるだけですので…!」
「はよしろや!さっきから何分かかってやがンだァ!?」
ドアの向こうから聞こえる苛立った声。
「ごめんなさい〜っ…!」
今日は髪のセットにいつもより時間がかかってしまった。
でも湿気ですぐにボサボサになっちゃうんだろな……。
…あ、そうだ。
ダイナマイトに言っておかなければいけないことがあったんだ。
「あの!今日は仕事終わったらそのまま同期とご飯を食べるので、お迎えは無しでお願いします…!」
着替えながらドア越しに話す。
「あぁ!?聞いてねーぞ!ンなことォ!」
「だ、だから今言ったじゃないですかぁ…。ダイナマイトの怒りん坊…」
「あ゙!?何か言ったかァ!?」
聞こえないように言ったつもりだったのに、見事にダイナマイトの耳には届いてしまっていた。
「何でもないです…!」
慌ててそう返して、無事に着替え終わった為部屋のドアを開けた。