そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第4章 過保護なヒーロー
その日分泌した残りの蜂蜜は、次の日からダイナマイトが早速使ってくれた。
食パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり。
おばあちゃんやおじいちゃんに渡していた時は深く考えてなかったけど、よく考えたら自分の体内から出たものを誰かが食べてるって不思議な感覚だ。
大丈夫かな、お腹壊したりしないかな……?なんて変に心配してしまう。
かと言って自分で食べるのはどうしても気が引けるんだよね……。
今もテーブルの向かい側でダイナマイトがホットケーキに蜂蜜をかけている。
わたしの…蜂蜜を……。
ボーっとダイナマイトを見つめていると、「何見てんだよ」と言われてハッと我に返った。
「べ、別に何でもないです…!あの、ちゃんと美味しいのかな、とか色々考えちゃってっ…」
「…うまくなかったら毎日使わねぇよ。いちいち言わせんなアホが」
相変わらず口は悪いし、アホとかクソとか殺すってすぐに言われる。
───だけど、とっても優しい。
こんな素敵な人なんだって、他の誰も気付いてほしくないな。
テレビや雑誌で見るだけじゃ絶対にわからないこと。
わたしだけが知っていたい。
この気持ちは一体何なのだろう……?
蜂蜜のかかったホットケーキを口に運ぶダイナマイトを見ながら、ザワザワする胸の違和感と戦っていた。