そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第2章 悪夢の続きは
ダイナマイトがさっき渡した激辛チップスを早速食べてくれていた。
「ダイナマイト、それ……」
「こんな時間に食いたかねェけどよ、あったら食いたくなんだわ」
ムスッとしながらもノンストップで口に運ぶ姿を見て、本当に好きなんだな……と思った。
「また買ってきますねっ!」
「……お人好しが」
ダイナマイトはボソリとそう呟き、首を反らせて最後の分を口の中に流し込んだ。
〝いらない〟とは言わないところが何だか可愛く思えてしまう。
それと同時に、事務所でサイドキックの人に耳打ちされたことを思い出した。
〝ダイナマイトは素直じゃないですが、見かけに寄らず優しい男です。分かりにくいんですけどね。そして間違いなく強い。…安心するといいですよ〟
確かに口調はきついし、愛想も悪いと思ったけど、あの人の言う通りもしかしたら根は優しい人なのかもしれない。
そう思ったら無意識に頬が緩んでいた。
「何笑っとんだ!ガキはとっとと寝ろや!」
「ガキって言っても歳1つしか変わらないですよ…?おやすみなさい!」
「チッ…、はよ寝ろ」
自分の部屋に入り、スマホをいじっているといつの間にか眠ってしまった。
─────目を瞑ってしばらく時間が経った頃、視界に飛び込んで来たのは忘れもしない青い車。
真正面からスピードを緩めることなくどんどん迫ってきて、激しい衝撃音が響いたと同時にハッと目が覚めた。
「…っ!!…はぁ、はぁっ……」
バッと上半身を起こして息を整え、勝手に滲み出ていた涙を服の袖でゴシッと拭った。
「はぁ…またかぁ……」
定期的にこの夢を見る。
……お父さんとお母さんが亡くなった事故の夢を。