• テキストサイズ

方角系さんパロディーシリーズ

第2章 【Sleeping beuatyと白い天使】



しかし、だ。

そろそろ出て来んだろ、王子…もとい、姫が。

「いかがなさいましたか?」

ほら、来た。

っつか、猟師引っ込み損ねたじゃねぇか!

「白雪姫が死んじゃった~!」

小山が貴久の腹の上に顔を乗せ、迫真の演技でオイオイと泣く。

…むしろ、マジ泣き?

「すんません、毒リンゴ食ったんで。」

ガン見してた手前嘘が吐けず、正直に暴露。

ちょっと驚いて目をパチクリさせる姫。

「そうですか。では、吐き出させましょう。」

そう言った姫は、貴久の口を無理矢理手でこじ開け、指を突っ込む。

モガモガと声にならない声で叫ぶ貴久は大暴れ。

「いけません、毒が回って暴れています!小人さん、猟師さん、両手両足押さえて!」

…何なんだ、この姫は?

かなり天然なのか、それとも真面目に演じているつもりなのか?

そんなオレをよそに、ハイッ!と返事をした小山が両足を手で押さえる。

危険を感じているのか、更に暴れる貴久が、足で小山を蹴り飛ばした。

「うぅ、痛い…。」

蹴飛ばされてしりもちをついた小山が半べそでお腹を擦る。

貴久は、姫の手首を掴むと、力任せに引き離した。

勢い余って倒れ込む姫。

その上に馬乗り状態になった貴久。

…役得じゃねぇか。
/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp