第2章 【Sleeping beuatyと白い天使】
「姫、ここはチューで起こすところでしょ?」
散々話をややこしくしといて、こんな時だけマジ設定かよ。
そんなこと言って、超美人の姫とキスシーンしたいだけだろ?
だけど、男っぽさを残した笑みで見下げられた姫は頬を染める。
「でも、毒を…。」
モジモジしながらそう呟いた姫は滅法可愛いが、さっきからちょっと気になることがあんだよ。
この姫の衣装、ドレスじゃないんだよね。
貴久、気付いてる?
気付いてないだろうなぁ…。
「毒は、チューしたら吐き出す設定だから★」
じゃ、やり直しね?
そう言って姫の上からおり、もう一度寝そべった貴久。
え?仕切り直すの?
やっぱキスしたいだけじゃんよ。
そんな状況にあっても、思った以上に真面目な姫。
貴久の隣に座り込むと、ゆっくりと顔を近付けた。