第2章 【Sleeping beuatyと白い天使】
そしてポケットから錠剤を取り出し、貴久の口にねじ込む。
どこからともなく取り出したミネラルウォーターのキャップを外すと、強引に貴久の口に突っ込んだ。
ゴクッと喉を鳴らした貴久。
「今、何を…。」
「下剤です。上から出してくれないので、下から出そうかと。」
…どうしても毒を出させたいらしい姫。
そりゃそうだろ。
こんなの、まさに職業病だろ?
「よく見たら、姫の衣装ってナース?」
小山がようやく気付いた様子。
そう、白雪姫を助けたのは、通りすがりのナース。
「え、ちょっと待って!それって反則…あ、イタタ!」
お腹を押さえてうずくまる貴久。
まさに下剤が効き始めたようだ。
「きちんと毒が出ているかどうか検査しなければなりませんので。」
そう言った姫が電話で呼びつけたのは救急車。
「病院まで、至急運んで下さい。私が付き添います。」
…白雪姫は王子の宮殿に行くんじゃなくて、白雪王子は白衣の天使と病院に行くわけね?
いったいどこまで設定おかしいんだよ、作者!
「オレ、王子役じゃなくて良かった♪」
魔女コスが気に入った手越の、後日談である…。
【Sleeping beuatyと白い天使】 ~完~