第2章 【Sleeping beuatyと白い天使】
「お呼びでしょうか、王女サマ。」
「だから、そこはせめて王子サマでしょ。」
猟師の格好が似合いすぎるのが意味不明なシゲに、オレはそう言った。
だけど、こっちは貴久とは違う。
明らかにわざと言った感を漂わせ、ニヤリと笑う。
「貴久をこの世から消して。証拠として、肝臓を持ち帰る事!OK?」
「レバーがお好きで?」
ちっが~う!!
レバーが食べたいなら、わざわざ貴久殺さなくても、肉屋に行くだろってハナシ。
何なら焼肉屋に行くでしょ!
…時代背景間違った、テゴペロ★
「オレが世界で一番カッコイイ男になるためだよ。」
「オレ、生きてて大丈夫?」
ふはっと豪快に笑うシゲ。
つか、猟師の分際で態度デカイだろ!
「今の今までオレが一番だったの!シゲは2番以降!」
「その鏡、壊れてんじゃね?」
話がおかしくなるから、ちゃんとやれ~っ!
段々腹が立ってきて、オレはシゲの前で地団駄を踏んだ。
ゲラゲラ笑い出すシゲ。
オレに背を向けると、ひらひら後ろ手を振りながら、城を後にした。