第1章 始まりは出会い。
C「さて、うだうだと話をするのは私の性に合わんのでな。単刀直入に言わせてもらうぞ。」
●「は、はい。」
C「お前、私と一緒にに来ないか?」
●「・・・・・・・・・・・・・は?」
C「お前、いや。ルカ、別の世界の人間だろう?」
●「はい・・・たぶん。」
C「別世界のルカなら、私と同じ。お名前は時間の干渉を受けない。私と、ずっと一緒にいてくれないか?」
●「え?で、でも・・・」
C「なんだ?今の世界に未練があるのか?」
●「違う。そうじゃなくて・・・」
C「ならなんだ?」
●「ル・・・・・・」
C「る?」
●「ルルーシュは?ルルーシュのことはどうするの?」
C「あいつのことも知っているのか。どうもしない。ルカと一緒にあいつを見届ける。」
●「そ、そっか。」
心底安心したような顔を見せた。
C(ルカは、やっぱり可愛い。あいつらの反応を見るのも楽しそうだ。)
●「じゃ、じゃあ、C.C.と一緒にいる。」
C「そうか。ルカならそう言ってくれると思っていた。」
ニコニコ顔のC.C.。テレビで見ていた彼女の、キレイな顔が近づいてくる。C.C.はルカの手を取り歩き出した。
●「ねぇ、C.C.。」
C「ん?」
●「もう一人ぼっちじゃないからね?これからはあたしが一緒にいる。だから、あの世界のみんなが幸せになるように、あたし頑張るからっ!」
彼女の言葉を、まるで聖女のようだと、C.C.は感じ、久しくなっていなかった優しい気持ちになった。