第2章 動き出した世界
ル「おい!人の話を聞け!な?!何をしている!!!?」
●「え?服を脱ごうと・・・?」
ル「お、俺がいるんだぞ!なぜここで!!!!!」
●「全部脱ぐわけじゃないよ?薄着になろうと思って・・・」
ル「そうゆう問題かっ!!!」
●「そんな身構えなくたって、何もしないよ?」
ル「そんなことは思っていない!」
ルルーシュはルカの手を止めさせるため、手を掴み抵抗した。問答を繰り返しているうちにルカは自分の服から手を放していた。そして・・・・。
●「ルルーシュ・・・。」
ル「ん?」
●「あたしと同じベッドじゃ嫌・・・?」
ルルーシュの服の裾をつまみ、見上げながら悲しそうな声でそう言った。身長差があるため必然的に見上げるようになっただけだったが、その効果は抜群だった。
ル(な、なぜそこで目をうるうるさせる????!)
ル「・・・・そんなことはない。」
●「よかったぁー・・・。」
そう笑顔でふにゃっと笑うと、ルルーシュの隙をついて、自分の服をガバッと脱いだ。
ル「くっ!!!」
ルルーシュは勢いをつけ背中を向ける。
●「まだ服はあるってば。」
ルカはクスクス笑いながらキャミソール一枚になっていた。・・・まだ、ルルーシュは見ていないが。
●「ほら、早く。」
ルカは用意が出来たとばかりにベッドへ潜り込んだ。ルルーシュは、ベッドに入った時の音を確認しやっとルカの方を向いた。
●「いつでもいいよ?」
シーツで口元を隠し、恥ずかしそうに・・・・爆撃。
ル(わかっててやっていたら俺の手にはおえん・・・。)
ルルーシュは無言で電気を消すと、自分も上着を脱ぎシーツに手をかけた。