【R15】キャラメル デェア ディアボロ【ハイキュー夢小説】
第6章 角名倫太郎と飴玉
「ごめん。応援出来ない」
「……え?」
彼女が顔を上げるのと同時に伸ばした手で後頭部を掴み、抱き寄せる様に彼女を引き寄せ唇を重ねた。
「っ !? 」
突然の角名からのキスに驚いた彼女の手が、角名の胸板を押し返そうとしてきた。
けれどそこは男女で力の差があるし、体格差もあって彼女は角名から逃げられない。
驚く彼女の口内に向かって、角名は口の中に入っている飴玉を無理矢理押し込んだ。
初めてのキスはほろ苦いチョコレートの味だと思いながら、彼女に飴玉を押し込めると途端に胸元にあった力がなくなった。
飴玉が口の中に入った途端に、彼女の抵抗が無くなったのだ。
角名の胸板に手を添えたまま、ポーっとした表情でキスを受け入れていた。
(……抵抗無くなるのは惚れ薬の効果?)
そう思いつつもまた彼女が抵抗したら嫌だと思い、両頬を支えながら飴を舐め合う為のキスを続ける。
大人しくなった彼女の口内に舌を入れて、彼女の舌の上に乗っている飴玉を舌で舐めとった。
(なんだ……?)
彼女の舌から飴玉を舐めとった途端、口の中に甘酸っぱい味が突然拡がったのだ。
チョコレートの味が一瞬にして消えて、口の中は飴玉の味しかしなくなっていく。
無味だった筈なのに舐め合うと味がするとは、どう言う仕掛けなのかと思いながら飴玉を彼女の舌へ渡した。
角名の舌から飴玉を受け取った彼女は従うかの様に飴玉を舐める。
彼女が逃げないと言う確証が得られたので、肩を抱きしめて飴玉を舐め合う。
二人の舌の上で転がり合う飴玉の味を堪能しながら、ディープキスも始めてみる。
彼女の舌を絡めとると、素直にその行為に応じてくれた。飴の味と彼女の舌の感触に酔いしれて、時間を忘れそうになった。
キスを始めて五分は経過している。飴玉の大きさも半分程になってしまっている。
『飴玉を舐め合いながら……』
飴玉の大きさを確認し、少年の言葉を思い出した角名は口を離して彼女に告げる。
「一生懸命な姿が可愛くて好き」
離した唇をすぐに合わせ直して舐め合う。
「ちょっとエロい身体が好き」
くちゅ、と舌を絡ませ合いながら味を楽しむ。
「料理上手な所が好き」
二人一緒に舌を触れ合いながら飴を舐め合う。
「鈍感な所が好き」
肩と腰を抱き寄せて飴玉を探して舐め合う。