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沈まぬ緋色、昇りゆく茜色 / 鬼滅の刃

第8章 呼吸についての記録帳 (弍) 〜師範編〜



参ノ型 —— 気炎万象
攻撃に特化した型。上段から紅蓮の炎と共に、鋭く切り込む。特に近距離の相手へ対して有効。


肆ノ型 —— 盛炎のうねり
遠方攻撃に対しての回避技としても有効。攻撃時・防御時共にやる事は変わらない。


伍ノ型 —— 炎虎
攻撃に特化した型。壱ノ型である不知火と同じく、自分が得意とする型だ。対し、継子はあまり得意ではないらしい。

○最近沢渡との特別稽古時に使用。捻挫の具合が気になる。大事ないだろうか。


玖ノ型・奥義 —— 煉獄
奥義に相応しい型。心の炎を最大限に熱く燃やさないと放てない。捨て身の精神が必要。



壱ノ型・改 —— 不知火・連(しらぬい・れん)
継子が編み出した不知火の二連撃。
見事な攻撃だったが、まだまだ精度は甘い。しかし、これからの成長が楽しみだ。


パタンと記録帳を閉じ、筆を硯(すずり)の上に置く。
ふむ、文字に起こして書いてみる事で色々と発見がある物だな。このまま続けるとしよう。これから沢渡との朝稽古だ。
ただし、足首を負傷しているので実践はなしだ。










「早く足を治して、また師範と鍛錬したいです……」
「俺もだ!君と早く手合わせがしたい」


足首に負担がかからない工程で稽古をしていると、継子が何とも感慨深くなる事を言ってくれた。

「俺の稽古はきつくないか?」
「はい…きついですよ。でもそれ以上に師範との鍛錬はとても楽しいんです!」

だ、そうだ。
千寿郎から「兄上の稽古はきつい」と指摘されて以来、意識はしていた事だが、継子がこう言ってくれるのならそれもまた良しなのかもしれない。


沢渡の捻挫は軽度だった為、十日程で完治した。
またここから高みを目指して、共に鍛錬だ!!



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