第30章 呼吸についての記録帳 (陸) 〜師範編〜
漆ノ型・紅蓮業火(ぐれんごうか)
継子の七瀬が新たに思いついた炎の呼吸の型。
手順……
反時計周りに体の前で円を描くように太刀を回すと、激しく燃え上がる炎の輪が現れる。そこからその輪を押し出すように太刀を突き出す。
※ (弐ノ型・昇り炎天、ヒノカミ神楽・碧羅の天)
この二つから着想を得たとの事。
最後に突く動きを入れたのは。陸ノ型→漆ノ型と連撃で使用する事が出来るかもしれないと思った為らしい。
※陸ノ型と同じく、まだまだ改良が必要との事。
七瀬が炎の呼吸で一番得意の型は弍ノ型・昇り炎天なのだが、そこから着想を得た故か。この型はやりやすそうにしている。
陸ノ型から漆ノ型への連撃を取得すべく、自主稽古にて試し打ちをした。なかなか感触が良いように感じた。
この感覚を忘れずに、磨いていこう。
師範たる者、継子に簡単に抜かれるようでは示しがつかないからな!!