【R18夢小説】手に入れたモノを護る為に【HQ/影山飛雄】
第5章 第一話 懐妊
「赤ちゃん……居るの……」
お腹に手を添えながら言うので、そのままスカートも紐パンも脱がせて改めてその身体を見た。
その身体は何時も俺が知る身体のラインをしていて、身体だけを見たら妊娠しているなんて、とてもではないが信じられなかった。
たわわと実る乳房に引き締まった腰、尻はプリっとしていて出ている所は出て、引っ込む所は引っ込んでいる理想の体型だ。
(妊娠何ヶ月なんだろ)
スルスルと子宮の上を撫でながらじっくりと考える。
池ヶ谷と関係を持ち出したのは七月で今日は九月。
一発目で妊娠させる事が出来ていたならば三ヶ月近くになるし、本当につい最近ならば二ヶ月になるかどうかだ。
(病院には行けないから予測と体型での判断していかないとな)
何も答えずにでも脱がされて、腹を撫でられ続けて感じてきたのだろうか。池ヶ谷の足がモジモジしているので、縦筋に指を這わせた。
「アアッ!」
秘部を触られビクッと反応した池ヶ谷が俺にしがみつくので、何度も指を這わせ、膣口から溢れ出ている愛液を指に絡めとって確認をした。
妊娠した所為か、元々濡れやすい池ヶ谷の縦筋周りはぐじゅぐじゅになっていた。が、愛液の粘りは今までと違い強くなっていた。
妊娠したら愛液に変化が出ると言うのは本当の様で、池ヶ谷は愛液が濃くなる様だ。
「……ふぁ」
愛撫だけで十分過ぎる快楽なのか、池ヶ谷の表情は恍惚で次を求めていた。
妊娠してもなお、その身体は男を挿入(いれ)たくて仕方ない様だ。
(俺だっていますぐにでも伊織の腟内(なか)に挿入(はい)りたい……でも)
池ヶ谷が妊娠していると分かった以上、これまでと同じ様に性行為する事は出来ない。
せめて安定期に入るまでは病院に行けない以上、普通よりもリスクを避けていかなければならない。
子供は勿論、母体である池ヶ谷へのリスクもあるのだから。
「……飛雄?」
俺が先に進まないのを見て、池ヶ谷が不安そうに見てくる。
シて当たり前、ヤって当たり前の関係だから、性行為を始めない事が不思議だったのだろう。
妊娠している状態でも、俺を迎え入れる準備を整えていた池ヶ谷にゆっくりと告げた。
「シない」
「……え?」
「伊織が妊娠した以上、セックスは出来ない」