【R18夢小説】手に入れたモノを護る為に【HQ/影山飛雄】
第8章 第四話 初夜
目の前にいる伊織の姿を見ながら真剣に悩む。
まだ九月で残暑が厳しいので全裸で居ても問題ないとは思うが、相手は妊婦で母体だ。
妊娠中は飲めない薬が多いのだから、伊織には常に健康体でいてもらわなければならない。
それに少しでも調子を崩して病院に行かなければならない事態になったら、妊娠の事実を見つけられてしまう可能性が高い。
伊織の裸は見ていたい、でも病気にさせたくない。
本能と理性が伊織をどうするべきか言い合っていて、気が付いたらブツブツ呟いていたのかもしれない。
伊織が心配そうに俺に声を掛けてきた。
「……飛雄どうしたの?」
ぷるんとした乳房と乳首を隠す事なく、陰毛がない股も晒す姿でも平気そうな顔をしているので、伊織の手首を掴んで腕を持ち上げた。
俺が身体を眺めたいのだと思ったのか、伊織は一切の抵抗なく俺に掴まれて身体を見せている。
やっぱり服を着させたくない。でも腹を冷やして欲しくない。
何かいい服はないのかと伊織の身体を見ながら悩み続けた。
けど最終的に伊織の身体を優先したかったので、タオルケットに包んで膝の上に座らせた。
「飛雄?」
タオルケットに包まれた事が不思議過ぎたらしく、伊織は俺を見て他を見ようとしない。
全裸慣れさせ過ぎたのかとしみじみ思った。
「なんかいい服探す」
伊織のスマホを取り、適当に服を検索する。
俺の要望としてはエロいけど腹回りはしっかり守ってくれる物だ。
適当に画像検索していたら俺の理想に合いそうなのを見付けた。
伊織にその画像を見せながら尋ねる。
「これ買うけど着てくれるか?」
画面を見た伊織はすぐに答えてくれた。
「飛雄が着て欲しいのは何でも着るよ」
伊織の返事にそう言えばそうだと思った。
伊織は俺が用意した物は恥ずかしいとは言うけど、着ない事は絶対にない。
下着も今は俺の好みの物を着用しているし、際どいマイクロビニキだって全て着ていた。
そう言えばマイクロビニキも一度着せただけだったから、思い出したらまた着せたくなってきた。
恋人になった初夜に、妊婦でもある彼女にマイクロビニキを着せるのはかなり興奮しそうだ。
「じゃあこれ買っておく」
ネットで買い物を済ませ、部屋に隠してあったマイクロビニキを持って帰ってきて、有無言わさずに着せてやった。