【R18夢小説】手に入れたモノを護る為に【HQ/影山飛雄】
第6章 第二話 告白
「赤ちゃん……居るの分かってる……でも……私を愛して……飛雄……」
愛して、と言われてもう我慢出来なかった。
肉棒は勢い良く根元まで池ヶ谷の腟内(なか)に挿入(はい)ってしまった。
子供が居ると言うのに、子宮内(なか)に射精(だ)したくて仕方ない。
「……伊織」
「ンッ……飛雄……」
母体に成ってなお女でいてくれる池ヶ谷の身体が嬉し過ぎて、滅茶苦茶に犯してしまいたくなる。
それでも最初の時の様に理性の糸が切れないのは、池ヶ谷の身体が一人のモノでない事を分かっているからだった。
「子宮内射精(なかだし)……」
「子供居るのに……欲しいのか?」
「欲しい……赤ちゃん居るけど……欲しいよ飛雄っ」
池ヶ谷の返事を聞き、ゆっくりと丁寧に動き始める。
赤子が居る身体だと思うだけで、どんな壊れ物よりも脆くて儚い存在に見えた。
目の前にいて組み敷く愛おしい女の身体の中には、俺の子供を孕んでいて、育て始めているのだ。
今が終わったら無事に出産して落ち着くまでは 、行為は出来ないのだと思い、じっくりと味わう様に池ヶ谷の腟内(なか)を堪能する。
このヒクつく肉壁も、ぬめる愛液を粟立てる感触も暫くの間お預けだ。
「飛雄っ……赤ちゃん……赤ちゃん」
「あぁ、居るな……俺達の子供が……伊織の腹の中に」
妊婦の愛液を掻き混ぜて元々良い滑りがもっと良くなっていく。
池ヶ谷の妊娠を自覚していけばいく程、愛おしい気持ちが泉の様に溢れてきて止まらない。
心身共に俺のモノになった池ヶ谷が……伊織が愛しい。
「愛してる……伊織愛してる」
「アッ……飛雄……愛してる……愛してる」
ゆっくり動いて刺激は弱いのに、伊織が俺に好意を持っていると言う事実だけでもうイきそうだ。
射精(だ)した所でもう妊娠しているから無意味なのだが、射精(だ)すならばやっぱり伊織の子宮内(なか)がいい。
「伊織っ……射精(だ)すぞっ……」
「アッ……射精(だ)して……」
伊織の返事を聞き、子供が居る子宮内(なか)に何時もの様に射精(だ)してしまった。
出産前の最後になる筈のセックスは、今までの中で一番気持ち良かった。
それはきっと心が通じ合っている男女の交わりだと分かったからなんだろう。
(2021,4,3 飛原櫻)