第2章 ハロウィンの花嫁2
降谷side
怜花の話しをしつつ、ずっと考えてた事があった
降谷「…ただ、どうも引っかかるんだ」
風見「え?」
諸伏「どうした?」
降谷「爆弾の知識はともかく、脱走の計画を練り実行するだけの力が、その男にはあるとは思えなくてね」
風見「それって…」
風見が訪ねようとした時、車の前を男が1人通る
息を切らした男はコートの首元を押さえながら、横切って行く。
☆☆
貴方side
ガチャ
チャペルの扉が開くと、ウェディングドレスに身を包んだ佐藤刑事が松本管理官と並び、2人同時にお辞儀する
少年探偵団の皆は目を輝かせ歓声を上げる
いつもと違う佐藤刑事の姿に、純粋に綺麗だと思う私がいた
……ウェディングドレス、か…
萩原「…どうしたの?目キラキラしてるよ?」
貴「え……綺麗だなって!やっぱりウェディングドレスは女子の憧れですし」
松田「…お前も着たら、綺麗だろーな」
コナン(確かに……観てみたい…)
貴「あははっ、お世辞とか良いですって」
松/萩(お世辞じゃねーわ/じゃないんだけどね)
両隣の2人と話しながら、再び佐藤刑事に視線を戻しながら拍手をする
★★
降谷side
男が横切るのを確認した俺達は、車から降り男を追う
周囲を忙しなく見回しているとやがて1台の車の前で立ち止まり、腕を振りかぶって窓を叩きわろうとする
すると男は気配に気づき振り返り、俺達を見つけるとすぐさま逃げ出す
男はやがて壁際に追い詰められこちらをを振り返る
風見は警察手帳を見せながら、ゆっくりと右側から近づいていく。
俺とヒロは左サイドから近づく
すると、男は怯えたようにその様子を見ていたが首元を押さえていた手を離して叫んだ
爆弾魔「助けてくれ!!」
その首元を見て、俺とヒロは思わず立ち止まる
男の首元には銀色の太い首輪のようなものが巻かれていた。
ピンクと水色のカプセルが両サイドにそれぞれつけられていて、小さなライトのようなものが怪しく緑色に光っている
風見は訝しみながらも構わず近づいていく。
が、突然
ライトは赤色に変わる