第1章 ハロウィンの花嫁1
(ノベライズ版を参考にしながら書きます、多々オリジナルや変更話あり)
松田落ちの警察学校組寄り(この劇場版から夢主は松田を無自覚に意識してる設定です)
コナンは降谷と松田達が同期だと知ってます
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貴方side
渋谷にある複合商業施設"渋谷ヒカリエ"の上層階にあるチャペル
神父が立つ祭壇の奥は一面ガラス張りになっているが生憎の雨天で景色はよく見えず、ぼんやりとしたビルの窓の電気が映るだけである
神父の前には、髪をきちっと整え真っ白なタキシードを着た高木刑事が、緊張に身を固まらせながら正面の扉を見つめていた
参列席には白鳥刑事や千葉刑事などの警察官の顔ぶれが並ぶ
私や博士に哀、コナンや蘭や園子に小五郎さん、そして少年探偵団たちもワクワクとした顔で大きな扉を見つめてる
自分の隣には陣平さんや研二さん、伊達さんやナタリーさんも参列していた
光彦「いつかこんな日が来るとは思ってましたけど…」
歩美「ついにやったね、高木刑事!」
元太「でもよぉ、えらい急に決まったよなぁ」
元太君の言葉に私や哀達も頷く
この結婚式は、あまりにも急に決まったので正直驚きが勝っていた
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降谷side
その頃。とある立体駐車場に愛用するマツダRX-7を停めていた
運転席には自分、助手席に部下の風見と俺の後ろの席に変装したヒロが座ってる
ヒロと風見は、険しい顔であるタブレットを見つめていた
風見「本当に来ますかね?」
降谷「匿名のタレコミだ。望み薄、かな」
諸伏「でも、この男なんだろ?萩原や松田が巻き込まれた爆弾事件の犯人」
タブレットには"大観覧車で爆破テロ、警察官1人が爆弾処理"という見出しの記事があり、それをスクロールして犯人の顔写真が表示される
諸伏「怜花ちゃんが居なかったら、どっちも死んでいたかもしれなかったしな」
降谷「ああ…」
怜花自身偶然と言っていたが、その偶然が2人や班長を奇跡的に助けてくれた事実は変わらない
ヒロも含めて、自分の大切な同期を誰一人欠けることなく救い出してみせた彼女には感謝してもし足りないくらいな毎日だ