第19章 ハロウィンの花嫁19
松田side
すると……
ドオォォンッ
爆弾のカウンターが0になったのか、大きな音で爆発した。
窓ガラスが割れ下にも落ちてくる、部屋は炎に包まれてる
貴「…っ(熱い…それに、壁に張り付いてるのも手が限界っ)」
怜花の表情が下にまで分かり、一刻の猶予もなく俺と萩はそれぞれアイツが投げた布の端を持って広げながら叫ぶ
松/萩「怜花!!/怜花ちゃん!!」
貴「!!」
松田「俺達を信じて飛べ!!」
萩原「絶対受け止めるから!!」
貴(……っ陣平さん、研二さん………っ)
怜花は覚悟を決めたように、排水管から手を離しながら俺達に落ちてくる
そのとき、バキリという音を立てて燃え移った排水管は折れる
バフンッ
萩と一緒に、怜花を受け止める。軽い衝動で尻もちを付き地面に転びながらも無事に彼女を受け止める事が出来た
貴「…っ!ふ、2人ともだ、大丈夫…」
ギュ…
萩原「無事で安心したよ…」
松田「良かった…」
貴「……受け止めてくれて、ありがとうございました…」
松田「当たり前だろ」
お前は、俺にとっても萩原達にとっても大事な存在なんだよ
腕の中に閉じ込めてる存在を力強く抱き締める俺達。
しばらくすると、近寄ってくる坊主達の姿もあった