第17章 ハロウィンの花嫁17
貴方side
私の周りに近づきながら着いてくと話す歩美ちゃん達。
そんな私達に村中さんが躊躇しているのを見て
貴「大事なものだったら困りますし……それに、子供達も居ますし!」
私の言葉を聞き、クリスティーヌさんは困惑しながらも感謝を伝えながら場所が書いてある紙を渡してくれる
コナン「俺もついていくよ!(怜花が行くなら)」
哀「私も」
松田「俺達も時間あるしついて行くわ」
最終的に、病院に戻る蘭以外で行く事になる
★★
数分後…
全「…」
貴「……ここ、だよね…?」
コナン「…地図観ても間違ってはねーな…」
クリスティーヌさんの友人が指定した場所は、渋谷の繁華街…から少し外れた、路地裏にあるビル
問題はそこではなく明らか人が使っていないような薄暗いビルに、私達は不安になる
しかし、地図に示された場所は間違っていない
松田「……なんか、嫌な感じだな」
萩原「うん…(あの時と、何か雰囲気が似てるような感じがする)」
不安になりながら私達は、シャッターの隣にあった小さな出入り口から入り細い階段を6階まで登る。
☆☆
薄暗い廊下には所々ダンボールが積まれており、その先に扉がある。
貴「すみません。クリスティーヌさんに代わってプレゼントを受け取りに来た者ですけど…」
コナン「誰かいませんかー?」
私が先頭で後ろにコナンや子供達、一番後ろに何故か警戒してるような陣平さんと研二さん
私やコナン呼びかけるが部屋の中に人の気配はない
事務机や事務機器が並んでいるけど、長い間使われてないのかゴミや紙が散らばっている
貴「…えーと…」
紙に"プレゼントは覆われた布の中"と書かれてる
皆で部屋の中をキョロキョロと見渡すと、窓際に鎮座する布の塊を見つける
コナン達より先に入っていき布をまくる
バッ
中には機械のようなものが入っておりするり、と布が滑り落ちる
貴/コ/松/萩「!?!」
機械は見覚えがあり、私達は顔を青くする
昨日零さんに見せてもらった、爆弾の写真に似ているからだ