第18章 ハロウィンの花嫁18
貴方side
元太「怜花姉ちゃん、それがプレゼントか〜?」
光彦「随分大きいですねぇ」
貴「ダメっ!!早く逃げて!!!」
バアンッッ
全「!?」
瞬間、ドアが勢いよく閉まり鍵がかかる。
私だけ中に閉じ込められる
松田「怜花っ!!」
萩原「っ開かないっっ」
コナン「怜花!!」
陣平さん達が叫びながらドアノブを回しているが、開く気配は無い
クソ……っ最初から罠だったんだ…っ
プレゼントなど、最初から用意されて無かった
訪れた者を爆弾で確実に殺害するために使われた口実、しかも爆弾タイマーはあと2分しかない
貴「あと2分もないです!私はなんとかして脱出するので、先に下りて下さい!」
松田「!ふざけんなっ!お前一人をっ」
貴「早く行って下さい!!」
松田「!!」
貴「絶対に脱出しますから」
松田「………っっ下で受け止めてやるから絶対脱出しろよ!!」
渋る陣平さんや他の皆は、一足先に下に降りる音がする
私はスマホで写真を撮り、そして窓を開ける
下を覗いて見たが途中で着地出来るような足場もなく、6階にあるこの部屋から生身で飛び降りるのは無茶。最悪大怪我だろう
横にある排水管は大人の私では、下に降りる前に支えられなく壊れる
……怪我はするだろうけど、排水管を使いながら壁を使えばいけるか
そういえば、零さんはあの爆弾に関わった人は陣平さん達以外死亡してるんだっけか
まだ爆弾の成分分析などが済んでないのを思いだし周りを探す
貴(…爆弾の構造は写真で見せてもらったものとほぼ同じ…)
周りにある2人の小さいポットを見つけ2つの色を入れ、大きい布で覆い窓から投げる
★★
松田side
ドオンッ
全「!」
下に降り待ってると、重いものが落ち見ると布に包まれたポットがある
落ちてきた方向を見上げると、怜花が窓から顔を出しながら排水管を掴みながら壁に手をかけていた
あの馬鹿っ、なんて危険な真似をっ
あんな事して落ちたら怪我ではすまない、ましてやどっかの金髪ゴリラみたいに丈夫なわけではないのにっ…←