第16章 ハロウィンの花嫁16
貴方side
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翌日、クリスティーヌさんに昨日言われた会場の見学を観に誘われた私達
蘭やコナン、歩美ちゃん達少年探偵団や哀、時間があるからと着いてきた陣平さんと研二さんとで渋谷ヒカリエにある結婚式場にやってきていた。
結婚式場からはハロウィンの装飾に彩られた渋谷の街が一望できて、歩美ちゃん達は大きな窓に張り付いてる
松田「へぇ、こんなふうな景色だったのか」
貴「やっぱり天気が違うと変わりますね」
萩原「綺麗だね〜」
私達も、気楽に楽しみながら下の景色を観ていた
村中「それより、毛利探偵の具合は?」
蘭「意識も戻って、今朝この近くの病院に転院しました。痛み止めが切れて子供みたいに大騒ぎしてますけど…」
蘭の話しだと、小五郎さんは目を覚ましたが現在病院のベッドで絶叫しているらしい
麻酔が効かないとかなんとか
………100%、今までコナンが眠らせて推理してたから耐性ついたんだろうな…
そのとき、ヘリコプターのローター音が聞こえてくる
見るとすぐそばの上空をヘリコプターが飛んでいて、ヒカリエの屋上はヘリポートになってる
披露宴が終わったあとは、東京上空を旋回する予定なのだと村中さんが話す
豪華だな……
歩美「えー、ステキ〜!」
光彦「ロマンチックですよねー!」
そのとき、クリスティーヌさんのスマホが着信を知らせる
ポケットからスマホを取り出し、「ちょっとごめんなさい」と立ち上がる。
クリス「はい、どうしたの?ええ……え?」
様子のおかしいクリスティーヌさんに、私達は視線を向ける
なにやら困った様子だが相手からの着信は一方的に切れたようで、村中さんが何かあったのかと尋ねると、クリスティーヌさんは困り顔で振り返る
クリス「友達がどうしても渡したい物があるんだけど、渋谷にいるから来て欲しいって…」
その言葉に村中さんは困り果てたように腕を組む。
曰く、この後司会者との打ち合わせがありどうしても抜けられないらしい
……場所的に近いな
貴「あの…ここから近いなら、私取ってきますよ?」
クリス「え?」
村中「だが…」
歩美「怜花お姉さん、私達少年探偵団も行く!」
元太「そうだぜ!重いものだったら大変だしよ!」