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【銀魂】江戸のトラブル娘【逆ハー夢小説】

第11章 問題9 もふもふもふもふ


「わあ!」

 一人朝の散歩をしていた優姫はとあるモノを見つけて、嬉しそうに声をあげるのだった。



江戸のトラブル娘
問題9 もふもふもふもふ



「ごちそうさまでした」

 ぽん、と手を合わせて言う優姫に近藤の叫び声が屯所に響き渡る。

「ちょ……優姫ちゃ――――――――――ん !!!! 」
「ふえっ !? 」

 いきなり大声で呼ばれ、優姫はびっくりした顔で近藤の方を見た。

「お腹痛いの !? 調子悪の !? 」

 肩を掴んでがくがくと揺らされてしまい、優姫は何がなんだがさっぱりのまま揺らされていた。

「こんなに飯残したりしてどうかしたのか?」

 マヨネーズ大量がけの朝食を食べきり、煙草に火を付けている十四郎は優姫の机の上に置かれている食事を見て言った。
 ご飯もオカズもたくさん残っていて、コレでは皆が心配してしまって当たり前なのだった。

「大丈夫だよ、元気元気!」

 優姫はへらっと笑うとそのままの笑顔で自分のお盆を持ってそさくさと去って行く。

「ダイエットでも始めたんですかねェ」

 お茶を飲みつつ言った総悟に近藤はぐわっと言った。

「優姫ちゃんは今の状態で十分可愛い!痩せる必要なんか皆無だ !! 」

 ぎゃーぎゃーと騒いでいる近藤達に静かに食べ終わった山崎が答える。

「そう言えば最近優姫ちゃん一人で出かける事が多くなったみたいだけど、恋煩いでもしちゃったのかな?よく恋すると食欲無くなるって言うし……」
「「「 何ィィィィィィィィ !? 」」」

 恋煩い、と言う一言を聞き三人は声を合わせて叫んだ。

「ウチの優姫に手ェ出すなんて良い度胸だな……切腹だ」

 ジャキッと刀を抜きながら十四郎が言うので山崎は慌てて言う。

「いや別に本当に優姫ちゃんに好きな人が出来たかどうか分からないんですし……ちょっと局長!副長止めてくださ……」

 慌てて近藤に助けを求めて振り返ると、黒いオーラを出す近藤がゆらりと立ち上がって言った。

「…………俺の大事な妹に手を出した奴誰だァ……」
「えぇぇぇぇぇぇぇちょっと !!! 沖田さ……」

 こうなったらもう総悟で良いから助けを求めるしかないと思い、呼ぼうとした瞬間山崎はこれ以上ない位顔が引きつった。

「優姫に手ェ出した奴なんかみんなバズーカーで撃ち殺してやりますぜィ」
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