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【銀魂】江戸のトラブル娘【逆ハー夢小説】

第9章 問題7 おにーちゃんはゴリラ、おねーちゃんもゴリラ


 新八が困った表情で優姫の事を見てきたので笑顔で答えていた。

「えっと近藤に―ちゃんは私のお兄ちゃんだよ」

「テメェあのクソゴリラの妹かァァァァァァ !! 」

 ぐわっと顔色を変えて優姫に蹴りを入れようとした妙を新八は急いで押さえて言う。

「姉上落ちついてェェェェェ!優姫ちゃん全然無関係だってば !! 」
「ゴリラの家系からこんな愛らしい妹生まれる訳ねェだろうゥゥゥゥゥゥ !! 」

 すかさず立ち上がって言う銀時に新八は怒鳴り突っ込む。

「どーでも良いでしょうが !! 」
「優姫って屯所に住んでるアルよね?」

 ラーメンを食べきって満足そうにしている神楽がそう言い、銀時は思い出した様に手を叩く。

「そ―言えばそうだ。つ―事は近藤って名前は真選組の局長じゃね―かよ。超玉の輿じゃん。やっぱり籍入れろ籍」
「人の話聞いてたの?」

 本日三度目のテーブル押しつけ攻撃に銀時は立ち上がって言った。

「ストーカーめェェェェ!どこだァァ !! 成敗してくれるわっ !!!! 」
「なんだァァァァ !! やれるものならやってみろ !! 」

 銀時に反応する様に近くのテーブルの下から近藤がガタガタと出てきたのだ。

「ホントにいたよ」

 変な所からとは言え、本当に近藤が出てきた為新八は呆れ顔で言っていた。

「ストーカーと呼ばれて出てくるとは馬鹿な野郎だ。己がストーカーである事を認めたか?」
「人は皆愛を求め追い続けるストーカーよ」

 近藤はそう言い切ってから妙と優姫の事を見て銀時に言い放った。

「ときに貴様、先ほどよりお妙さんと優姫ちゃんと親しげに話しているが、一体ど―ゆ―関係だ。うらやましい事山のごとしだ」

 優姫の事を言われ、銀時は先程の一言を思い出した。


『えっと近藤にーちゃんは私のお兄ちゃんだよ』


「妹さんを俺に下さい、お義兄さァァァァん !! 」
「何言ってんだアンタは !! 」

 すかさず新八のツッコミと妙の蹴りを浴び、倒れた銀時を無理矢理起こすと妙はにっこりと笑顔で言うのだ。

「許嫁ですぅ」

 ボロボロになっている銀時の腕を掴んで妙は笑顔で言い続けた。

「私この人と春に結婚するの。もうあんな事もこんな事もしちゃってるんです。だから私の事は諦めて」

 妙の嘘に対し、銀時は不思議そうに尋ねる。

「そ―なの?」
「話を合わせろ」
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