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【銀魂】江戸のトラブル娘【逆ハー夢小説】

第21章 問題19 攘夷祭り~後編~


 屈んで言った銀時に優姫はボロボロと泣き出してしまう。

「……だって…………だって……晋助何も言ってないもん……。江戸を守る為だって………」
「優姫……」
「テメー万事屋 !!!! 」

 聞き覚えのある五月蠅い声に銀時は顔を引きつらせながら振り向いた。其処には青筋を立ててこちらへ向かってくる十四郎の姿が在った。

「ウルセーのが来たぜ」
「テメー、何優姫の事泣かしてるんだ!切腹しろ !! 」

 刀を抜きつつ言うのだから銀時はキレて言い返した。

「俺が泣かしたんじゃねーよ !! オメーこそ役人の癖に何やってたんだ !! 」
「何の話だ!」

 ぎゃーぎゃーと言い合いする銀時と十四郎をおいておき、近藤は慌てた様子で優姫に話しかけていた。

「優姫ちゃん、何があったの?お祭りならもう大丈夫だから、ね?」

 ボロボロと泣いている優姫の脳裏には初めて晋助と会った時に言われたあの言葉が過ぎっていた。


『奴等は急に地球にやってきてやりたい放題やってやがる侵略者共で俺達はあいつらを地球から追い出す活動をやってるんだ』


(全部…………全部嘘だったの……晋助)
(2007,9,13 飛原櫻)
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