【原作沿い夢小説】私とー日常編ー【復活/雲雀恭弥】
第10章 第8話 私と入ファミリー試験
てか、たけちゃんが試合とか好きな性格を知って試験って言ってるな。
確信犯で間違いない。
「試験に合格しなきゃファミリーには入れないからな。因みに不合格は死を意味するからな」
さも当然だと言う表情でどーんと言い切ったリボーン。綱ちゃんはと言うとリボーンの発言に対して頭を抱えているみたいだった。
「音羽も同じだぞ」
他人事の様に聞いていたのが分かったのか、リボーンは私にも同じ事を言ってきた。
「え――私も――?」
「女子供関係ねぇからな。例外は認めない」
淡々とリボーンが言う中、どうやらたけちゃんはリボーンの事がかなり気に入ったらしく、頭をぽんぽんと撫でていた。するとリボーンは何処からか短銃を取り出し言う。
「試験は簡単だ。とにかく攻撃をかわせ。まずはナイフだ」
そう言うのと同時にいつの間にかナイフも用意していたのか、リボー ンはたけちゃんに向かって、ナイフを数本投げつけた。
「うおっ!」
それを総てかわしたたけちゃんに感心していると、今度は私に向かってリボーンはナイフを投げつけてきたのだ。
「うわっと!」
本当に容赦ないなぁと思いいつつ慌ててソレを避けると、間に割り込んできた綱ちゃんが慌ててリボーンに言った。
「待てよリボーン !! 本当に山本と音羽殺す気かよ !! 」
「まあ待てツナ」
焦る綱ちゃんの肩をがしっと組むと、へらっとたけちゃんは言っていた。
「俺等もガキん時木刀で遊んだりしたろ?いーじゃねーか。つきあおーぜ。音羽も良いだろう」
ぽふっと私の頭に手を置いきながらに尋ねられたので、笑顔で答えた。まぁ軽く付き合う程度ならば問題ないし、何よりも乗り気になっているたけちゃんわ説得するのが面倒くさかった。
「うん、たけちゃんがそう言うなら」
「ボスとしてツナも見本を見せてやれ」
さらっとリボーンに言われて、綱ちゃんは非常に驚いて声を上げていた。たけちゃんと言えばノリノリで楽しそうに言ってきている。
「そいつぁーいい。誰が試験に受かるか競争だな」
「売られた勝負は買う主義だから良いよ」
「ちょっ……え゛え゛―――― !? 」
やる気満々の私達を見て、綱ちゃんは軽く顔が青褪めている様だった。