【原作沿い夢小説】私とー日常編ー【復活/雲雀恭弥】
第8章 第6話 私とボンゴレファミリー
「何でちゃん呼びなんだつ――か勝手に友達決定か !! 」
「うん」
きっぱりと言い切った私を見て、たけちゃんは苦笑いしつつ言い加えた。
「こいつ一度言い出したら聞かないから諦めた方がいいぜ。俺も昔『たけちゃんって呼ぶな』って言ったら、半殺しにされたからな――」
「あっさりとした表情で凄い事さらっと言った―― !? 」
たけちゃんの言葉にすかさずツッコミを入れたツナちゃん。と、言う事はツナちゃんはツッコミ担当か。
「と、言う事でよろしくね。私の事は好きに呼べば良いから」
「認めてねぇつーかそもそも俺はコイツ自体認めてねーっての !! 」
たけちゃんを指さしながら青筋を立て怒る隼ちゃんに対して、たけちゃんは笑う。
「獄寺は相変わらず面白い奴だな」
「ぶっ殺すぞテメェ !! 」
今にも喧嘩になりそうな二人の事を困った表情で見てから、綱ちゃんは控えめに言う。
「えっとじゃあ……音羽で良いかな?」
「うん、全然オッケー」
ビシッと親指を立てて言うと困りながらも、綱ちゃんは笑ってくれた。隼ちゃんと仲良くなれるまではもう少し先なのだろうな、と思った。
数日後、紹介されたのをちょっと後悔する事となるのだが、今の私はまだのその事を知らないのだった。
(2022,3,27加筆修正 飛原櫻)