• テキストサイズ

【原作沿い夢小説】私とー日常編ー【復活/雲雀恭弥】

第8章 第6話 私とボンゴレファミリー


「それにたけちゃんがいるもんね――」
「そうだな」

 ぐしぐしっと私の頭を撫でたたけちゃんを見て、何故か獄寺隼人がキレた。全力でキレた。

「テメー!結局は十代目に対して女自慢に来ただけじゃねーか!」
「ちょっ……獄寺君落ち着いてってば !! 」

 慌てて止める沢田綱吉と獄寺隼人の事を、たけちゃんは仲が良いなぁと笑っていた。仲は良さそうだけれど、なんか微妙な壁を感じるけど。
 暫く騒いでいたけど落ち着いたらしく、私の事を見てきた。私を見ている、と言うよりも目を見ている様だった。

「その目って……コンタクト?」

 左右で瞳の色が違うし、髪の毛を染めている事もあるからファッションだと思ったのかもしれない。物珍しそうにじーっと私を見てきた沢田綱吉に対し、へらっと言う。

「あ――これアルビノ――。プチアルビノ」
「ある……びの?」

首を傾げる沢田綱吉にアルビノを知らないのか、と思って私は答える。

「正式名称は確か先天的色素異常、だったかなぁ?ちゃんと色素無いから目、赤いんだよね。血の色なんだ。で、色素無いから陽の光に弱い病気」

 病気、と聞いて焦る沢田綱吉だけれど、だが慣れっこなので何も気にせずに答えた。

「全然平気だから。もう慣れた」
「えっと……慣れたりするモノだっけ……病気って……」

 呆れかえっている沢田綱吉に対し、私はグッと親指を立ててやった。





「よし決めた」

 お昼を食べ終わった私が突然そう言ったので、みんな不思議そうな表情で見てきた。

「二人がたけちゃんの友達ならば、つまり私の友達ね」
「えぇ―― !? 何その考え !! 」

 驚き叫ぶ沢田綱吉に対し、私は淡々と二人の名前を思い出しながら言い切った。

「えっとアンタは沢田綱吉だから綱ちゃんで、そっちは獄寺隼人だから隼ちゃんね」

 決定、とにこっと言い切ると隼ちゃんはキレ言った。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp