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訳アリ主と恋スル執事たち【あくねこ短編集】

第13章 魅惑の香【🦾主 ← 🫖 & 🌹 ✉*】


「ヴァリス……愛している」
それからふたりに視線を投げた。



「アモン、………ベリアンさん」



「ヴァリスを逝かせられたら、今回のこと……不問にしてやるよ」



「ボスキ……!?」
ぎょっとして見上げる深青の瞳。そんな彼女の頬を撫でた。



「フッ……あはははっ、そう来るすっか。主様が気の毒っすよ」

口ではそう言いながらも、力強い腕が彼女を引き寄せる。



「くち、開けてくださいっす……ヴァリス様」
重なった唇は、甘美なるほどに甘かった。
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