第3章 相手を知るということ
杏「ああ!りんさんもお疲れ様!!週始めから誘ってしまってすまない!紹介してくれという友人がいてな!」
天「おい無視すんな。」
「友人…?」
りんはそう呟きながら友人と思しき二人の男に視線をやった。
(……敵意を向けられてる気がする…。)
「…初めまして。水瀬りんと申します。」
実「………。」
小「………。」
りんは二人が挨拶を返さない上に不躾な視線を送ってくるので思わず眉を寄せた。
それを見た杏寿郎は少し申し訳なさそうな顔をしながらりんと視線を合わせる。
杏「彼らは君が宇髄の従姉妹だと聞いて俺を騙しているのではと勘違いをしているんだ。」
天「バカッ」
当然、天元のせいで誤解を受け続けてきたりんはカッとなってしまった。