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【煉獄さん】嘘つきは百万の得【現代】

第9章 牽制




———


(あ…、)


昼食を食べ終わってそろそろ席を立とうとした時、りんは杏寿郎からメッセージが届いたのに気が付き思わず頬を緩めた。

同期の女がそれを目ざとく見付ける。


女「キョウジュローさんでしょ!」

「え…う、うん……。」

女「その雰囲気のりんちゃんまだ慣れないなー。」

女「私、今の先輩すきですよ。可愛いです!」

「ありがとう…。」


りんははにかむ笑顔を後輩に向け、もう一度スマホに視線を移した。


(何て送ってきたんだろう…。)


そう気になると、りんは会社に戻るまでの道をもどかしく思いながら歩いた。



(よし…!)


皆と別れて自身のデスクに着くと、りんは急いでメッセージを開封した。

するとそこには『大変美味かった!!ご馳走様!!!』と元気の良い文字が並んでいた。


りんはそれを読むと笑いを噛み殺せずに頬を緩めて笑ってしまったのだった。



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