第7章 一大イベント(part. 2)
「お夕飯はどうしましょう。何か食べたいものはありますか?」
マグカップを洗いながらそう問うと、杏寿郎も立ち上がって台所へ向かう。
杏「いや、君も疲れたろう。外で食べよう。」
確かに盛りだくさんの一日で少し疲れていたりんはそれに甘えることにした。
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杏(…いよいよだな。)
行きつけの店で食べ、飲んで、会計を済ませた杏寿郎は気合いを入れ直した。
杏「りんさん、帰ったら一緒に風呂に入らないか。」
「……へっ!?」
帰り道、杏寿郎の唐突な提案にりんは間の抜けた声を出した。
「な……お、お風呂って……、裸で…ですか…?」
杏「それは裸だろう。風呂だからな。」
杏寿郎に不可解そうな顔をされるとりんはプチパニックを起こした。