第7章 一大イベント(part. 2)
そんな未来に思いを馳せつつ再び水槽を眺め、しばらく経ってから二人はお土産屋へと入った。
杏「君に何か贈りたい。」
その言葉にりんははにかんだ笑みを浮かべる。
「私も贈りたいです。」
それを聞いた杏寿郎は嬉しそうににこりと笑った。
杏「では一旦別行動にしよう!十五分後に出口に待ち合わせだ!!」
「はい!」
そうして二人は一旦手を振って別れたのだった。
———
杏(何か身に付けられる物が良いな。)
独占欲が強めの杏寿郎はそんな事を思いながら店内を歩き、アクセサリーを一通り見てから眉を寄せた。