第6章 一大イベント(part. 1)
槇「ああ、いらっしゃい。話は聞いているよ。水瀬りんさんだね。」
「は、はい!水瀬りんと申します。本日はわざわざお時間を割いて頂きありがとうございます。」
槇寿郎はそうかしこまるりんに座るよう勧め、新聞を小さく畳むと後ろへ置いた。
槇「それで杏寿郎とは」
瑠「まあ。甘納豆ですか。」
りんは瑠火の言葉にハッとすると急いで立ち上がった。
「わ、私手伝います…!」
瑠「あら嬉しい。ではお茶をお願いしても良いですか?」
「はい!!」
そうしてりんが台所に引っ込んでしまうと槇寿郎の眉尻が下がる。
席に着いた千寿郎はそんな槇寿郎を見て困ったような顔をした。