第2章 入間隊と仲良くしたりする
「普段教えて貰ってばかりなので調子のっちゃいました」
「…に教わる時もあるだろう」
「そうだけれど、かなりレアだからなぁ」
「当たり前だ。私が入間様の優秀な右腕になるためには努力は惜しまない」
「さすがすぎる……。ご馳走さまです」
「ご馳走さま?」
「い、いや、何でもない」
「…?よくわからん奴だ」
「ハハハ……………。……して、アスモデウスさん」
「なんだ」
「いつまで私の指を握っているのでしょうか」
「なっ」
クワッと目を見開いたと思ったら「それは…」と呟くアスモデウスさん。
細長くて少しだけかさついて、炎を操るからだろうかとても熱い手。
私とは全く違う手に触れられていることがなんだか恥ずかしくてヘラりと笑えば、アスモデウスさんも無意識で握ったままなことが恥ずかしかったのか、頬をほんのりと赤く染めた。
照れた姿をそのまま見るのも悪い気がして、採点用紙に視線を移し、手が離れることを待っていたけれど、いつまでも手が離れない。
採点は良いのかな…?
疑問を感じてアスモデウスさんの表情を再びチラリと見れば、同じくこちらを見ていたのか視線が交わり「」名前を呼ばれ、握られた手に力が加えられた。
「どうしたの?」
「………」
「?」
「………私は…」
「うん」
「……、が…」
「にもどーん!」
ドンッ!という衝撃が私の体に走る。
どうしたかは考えなくてもわかる、クララちゃんが飛びついてきたようだ。
アスモデウスさんの方に少しだけ体を傾けて、全意識を向けていたため、堪えることもできず横腹を机に勢いよくめり込ませることになり、痛みと衝撃から「うぐぅっ」と声が漏れる。
しかしクララちゃんは何も気にしていないのか、少しだけ恨みを込めてクララちゃんに視線を向けても「私もいーれて!!」と良い笑顔で声をあげるだけだった。