第2章 入間隊と仲良くしたりする
「……よしっ!できた、かな?」
「入間様お疲れ様です!採点しましょう!」
「私達も休憩しようか」
「ラジャー!」
入間さんの言葉をきっかけにペンを置く。
その瞬間に入間さんに突進の勢いで飛び付きに行くクララちゃん。
ありがたい、そして尊い…。
心の中で全力で手を合わせ、脳内シャッターを切りまくりつつ、アスモデウスさんの採点を手伝おうと隣に移動する。
その間もアスモデウスさんはスラスラと採点しているので、私は不要かなぁと考えてはいたけれど、ふと丸をつけた問題に誤りを感じて呼び止めた。
「アスモデウスさん、ここの回答の選択肢は1ではなくて2じゃないかな?」
「なに?」
「多分アスモデウスさんはこの文章を見て1と判断したと思うんだけれど、更にここの例文を参考にこの魔方陣を当てはめていくと、1より2のが確実に成功すると思うんだよね」
「………確かにそうだな」
「そうだよね?……へへっ、アスモデウスさんに教えちゃった」
いつも教えて貰ってばかりのアスモデウスさんに教えられたことが何だか嬉しくて、ニヤリと口端を上げて手でピースを作りアスモデウスさんを覗き込めば、間違えたことが悔しかったのか「たまたまだ……、だが、助かった」目を少しだけ反らしながら返事を返された。
何だか優越感。
その表情に私の悪戯心が刺激されて、人差し指でツンツンとモデウスさんの頬をつつき「他にもわからないことがあったら先生に聞きなさい」と伝えれば、指先を握られて「やめんか馬鹿者!」と少しだけ声を張り上げて止められてしまった。