第2章 入間隊と仲良くしたりする
「お……大きい」
思わずそう呟いた。
今私は入間隊の皆と入間さんの部屋に来ている。
試験前の休日に皆で入間さんの部屋で勉強会をしようと、学校にいる時に約束したのだ。
放課後に勉強会の話題がアブノーマルクラスの皆で上がった時は、心の中で入間隊の勉強会はきっと尊い…尊い……と心の中で感動しつつ、他の皆と学校で集まろうと話し合っていたのだけれど、入間隊が私の横に来たと思ったら、あれよあれよという間に入間さんのお部屋に行く約束を結ばれて、断る理由もタイミングもなかったのでお呼ばれすることとなった。
「そうかな?」
「そうだよ、私の部屋なんてここの半分くらいしかないと思う」
「む!の家!行ってみたい!」
「えっ私の家?親に聞いてみるけれど、来ても何もないからなぁ」
「次の休みに行くのはどうでしょうか!入間様!」
「アスモデウスさん?聞いてます?」
「うん!もしちゃんが大丈夫なら行きたいな」
「私の家に来ても何もないよ」
「わーい!決まり決まり!行こう!」
「アッ、ハイ、ソウデスネ。…お待ちしております…」
次の休みまでに部屋の掃除をしないとな…。
ぼんやりと遠い目をしてしまうことはしょうがないと思う。
私の了承しないところで次の約束が決まったことは若干不本意ではあるけれど、何にしても今は試験勉強!いそいそと皆でテーブルを囲んで座り、教科書を読み込んでいく。
四人の中で一番勉強が苦手な入間さんは一番得意なアスモデウスさんが、うっかり屋のクララちゃんは私が様子をみながら勉強をするのが四人での定番な流れになっている。
時たまクララちゃんに問題を出して元気に回答する姿が、何だか妹に接するような可愛さを覚えて、思わず頭を撫でれば「えへへ」とゆるゆると照れたように笑みを浮かべる姿にキュンとするのは私だけの秘密。